2019年6月29日土曜日

『王道スタイルを楽しむ』

“THE BOSS”

BOSS
Leather / Oiled Black Cowhide
Height / 11"
Leather Lining / Black
Sole / #100 VibramSole
Shoe Last / Boss Toe
Buckles / Nickel Plated
Thread Color / White&Brown
ウエスコが標準丈と定める11インチハイトをベースに革は7ozのオイルドブラックカウハイド。シーンに合わせてアジャスター的な役割を果たしてくれる上下のストラップを収めるバックルにはウエスコ標準装備のニッケルバックル。
さらに、筒部分には強度と耐久性、防水性に富んだレザーライニング(内張り)をオプションで装備しています。ソールは、新品時は#430 VibramSoleのダブルミッドソール仕様でしたが、先日1回目のソール交換を行い、今回はエンジニアブーツ色全開の#100 VibramSoleへ換装しました。そのワイルドな見た目はもちろん、クッション性や耐久性にも優れていることからウエスコで選ばれるソール一番人気かもしれません。
履き込み期間・・・約2年
1930年代後期、エンジニアブーツの需要が高まり、全米中のさまざまなブーツメーカーがこぞってエンジニアブーツを新発売した時期といわれています。
革やデザインなど、各社試行錯誤で製作にあたっていたのでしょう。
そんな中、ウエスコが1939年に新発売したエンジニアブーツは「丈は11インチ」という
今尚、引き継がれるウエスコのスタンダードハイトのみが発売されていました。
当時からウエスコがブーツを製作するにあたって一番に考えていたのは、毎日汗水流し重労働に励むハードワーカー達のこと。
足場の悪い環境でもしっかり足の支えとなってくれるようバックステイ(筒部分の後部)というパーツを盛り込み、働く男たちの足元を支え続けてきました。
時代と共に成長を続けてきたウエスコ社が現代にも継承したいと思うデザインには、それらを作り上げてきた先人たちの熱い思いや情熱が宿っているように思えます。
紐靴だと何かの拍子に機械に巻き込まれたりする危険性がつきまといますが、
エンジニアブーツとなると丈も十分に長いため、履き手には強い安心感があります。
また、実は丈は長ければ長いほど動きやすいということもあまり知られていない部分かもしれません。
その理由は、足に纏わり付く箇所が多ければ多いほど足の動きに付いてきやすいからです。肉厚なカウハイドレザーをベースに安全性や動きやすさを両立させたエンジニアブーツは、90年代になるとハーレー・ブームが再燃した際、瞬く間にバイカー達の間でも話題となり、多くのバイク乗りが着用するようになりました。
標準装備となるストラップ類も必要最低限の本数に留めているので、操作性も抜群です。
よくお客様から聞く言葉で“守られている感覚がある”というのは、まさにウエスコが長年培ってきた“スタンダード”から生まれているのでしょう。

WESCO Osaka 戸髙
06-6783-6888
info@wescojapan.com

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