2023年12月23日土曜日

『4種類のブラックレザー』

 皆さんが1足は欲しいと考えるブラックレザーのブーツ。WESCOでは4種類のブラックレザー(カウハイド/牛革)があり、店頭でもどれにしようか迷われる方は多いです。そこで今回はそれぞれのレザーについて詳しく解説しようと思います!


右からスタンダードブラック、ブラックタイドメイン、ブラックペブル、ブラックダブルショット

スタンダードブラック(7oz)。最も肉厚で重厚感のあるレザーです。初めはマットな質感ですが履き込むことで自然なツヤ感も現れます。時間を掛けてじっくりと楽しみたい方や、昔ながらのしっかりとした履き味が好きな人におすすめです!

ブラックタイドメイン(5,5oz)。プルアップと呼ばれる油分を多く含む鞣しを施したレザーです。(有名な物で言うとホーウィン社のクロムエキセルも同じ鞣し方をしています)しっとりとした光沢感があり、非常に柔軟性が高いのも特徴。履き始めから足にまとわりつくような馴染みの良さがあり、履く頻度が少ない方や女性でも安心です!

ブラックペブル(5,5oz)。上のブラックタイドメインにシボ革のようなエンボス(型押し)加工を施したレザーです。履き味はブラックタイドメインそのままにワイルドな見た目や個性をプラス。最近ではシルバーアクセサリーブランド、クロムハーツの財布やバッグ等のレザーアイテムに質感が近いこともありクロムファンからの支持も得ています!

ブラックダブルショット(6oz)。一番の特徴は表面しか染めていない為、履き込むことで徐々に染料が落ちていく茶芯の経年変化を楽しめるところ。充分な厚みがありながら馴染みも良く、上品な光沢感を備えているのもポイントです。ヴィンテージライクなブーツを作るのはもちろん、断面が茶色なのを活かした面白いカスタムブーツも多数誕生しています!

最後に番外編としてブラックラフアウト。レザーの裏面(裏革)を使うことも可能です。一般的にはスタンダードブラックを使うことが多いですが他のレザーでも対応しています。傷が付きにくく、付いたとしてもブラシ等で簡単にケア出来るのが最大のメリット。見た目もカジュアルに仕上がる為、ハードなブーツが苦手という方でも取り入れ易いです!

個人的にはブラックタイドメインレザーが最近のお気に入り。元々油分が多いのでメンテ頻度も少なく、また撥水性が高いというのも自分の要望を満たしてくれています。ささっとブラッシングするだけで光沢感が蘇るポテンシャルもあり、綺麗目に履きたいと思って製作した"Chukka"ブーツにも採用しました!

是非参考にしながらそれぞれに合ったブラックレザーを探求してみてください!

WESCO Ebisu 唐澤

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