先日、新たなストックブーツとして"WARREN"(ウォーレン)が入荷しました！
写真をパッと見る限り「これ本当に同じブーツモデルなの？」と思う方もいらっしゃるかと思います。
同じブーツモデルでも、仕様内容によって全く違ったブーツの様に見えるのもカスタムの醍醐味ではないでしょうか。写真を交えながらそれぞれの違いなどを解説していきます！
レザーは肉厚でコシのあるスタンダード・ブラウンと、柔軟性に優れ茶芯のエイジングを楽しむことができるブラック・ダブルショット。
ハイトはブラウンのウォーレンは11"、ブラックのウォーレンは8"と、3"ハイトの差があります。
ハイトが高くなるほど、足だけでなく脚も覆うことができるので保護としてはもちろん、フィット感も格段に向上します。
※写真を見る限り、あまりブーツの高さは変わらないと感じるかもしれませんが、サイズやヒールの高さの違いが原因です。
 |
| フック無しのオール・アイレット |
更に、ブラウンのウォーレンは「オール・アイレット」（フックの付かない全て紐穴の仕様）とすることで、フィット感だけでなくスッキリとした見た目にも貢献しています。
脱ぎ履きが面倒臭いという方は、標準のフック付きの方がササッと着脱できるのでオーダーの際は好みに合わせて選択頂ければ良いでしょう。
次にラスト(木型)とレーシングパターン(裁断パターン)に関して。
ブラウンのウォーレンは"MP Toe"、ブラックのウォーレンは"Bubble Toe"を選択。
少し薄く細いツマ先の形状は、バイクのシフトチェンジを引っかかり無くスムーズに行えるよう開発されたラストです。
Bubble Toeは、ツマ先がポコッと反り上がったクラシカルな印象のラストです。100年以上続くウエスコの歴史の中で2番目に古いラストでもあります。
 |
左：レース・トゥ・トゥ
右：レギュラー・トゥ |
今回の”ブーツモデルは同じでも異なるブーツに見える理由”として一番の要因は
「レーシングパターン」が挙げられるでしょう。
ウォーレンのレーシングパターンは、羽根からツマ先までの間隔が広い「レギュラー・トゥ」とツマ先まで靴紐を締めることのできる「レース・トゥ・トゥ」の2種類存在します。
それぞれレザーの裁断や縫製のパターンが異なっていますね。
ウエスコ定番モデルのジョブマスターも「レギュラー・トゥ」「レース・トゥ・トゥ」とその中間にあたる「セミ・レース・トゥ・トゥ」の3種類用意があります。
見た目だけでなくフィット感にも影響する重要なポイントなので、ここも好みや自身のスタイルに合わせて選択したいですね！
 |
| プル・ループ有り |
 |
| プル・ループ無し |
少しマニアックなポイントもご紹介。
ウォーレンはハイトの高さに問わず、ブーツを着用する際に指を通す「プル・ループ」が履き口に備わっています。
ユーザーの中には、着用する際に使用しない方やスッキリした見た目の方が良いという方もいらっしゃるので、ループを無くすというカスタムも可能です。
今回ご紹介したウォーレンは、現在下記内容でWESCO大阪店と恵比寿店にて販売しております。直ぐに欲しいと言う方は、オンラインショップもご利用ください！
WESCO Osaka 太田
06-6783-6888
info@wescojapan.com
