
これまでWESCO JAPANの公式カタログや2011年からスタートしたコラボレーションモデルの数々、そして現在も受け付けているLYNCHシルバーバックル&プンターレカスタムなどLynch Silversmithさんとはさまざまな形でコラボレーションをさせていただいています。
また、前述にもある通りオーナー兼シルバー職人の矢野さんは生粋のWESCO LOVERでもあります。
そんな矢野さんが、今特に履いているというのが今回撮影させていただいた日本限定・ブラックダブルショットレザーで仕立てた一足、"Chukka"。
2020年、ウエスコ社のラインナップに新たに加わったWESCO製チャッカブーツ。
クオーターからカウンターまでが一体型となる構造や、程良くくるぶしを覆うハイト、3ホールアイレットなど。
- 靴紐を解けば、ガバッと広げて、すぐ脱げる
という利点から脱ぎ履きの文化がある日本ではロメオなどのローカットブーツに次いで嬉しいモデルの誕生とも言えるでしょう。
ブラックダブルショットレザーが選ばれる理由として一番に挙げられるのは、かつてのヴィンテージブーツのような「茶芯」を味わえる点。革の断面を見てもわかるように、ブラックダブルショットレザーは将来的に革表面の"黒"が擦れなどで徐々に落ち、地の"茶"が現れます。
また、革自体の厚みもしっかりあり、牛革らしいハリとコシも備えているので履き込むごとに育つ愉しみを味わえるというのもこのレザーの特徴です。
こちらのブーツは2021年にオーダーされたもので、矢野さんの手に渡ってからの着用歴は約3年ほど。どのような経年変化が現れているのかとても興味深く、僕自身拝見するのを楽しみにしていました。
「今はチャッカが履きやすくて、ほとんどのシーンでこのブーツを履いていますよ」と前置きがあった後に見たブーツには、レザー特有の"茶芯"がブーツ全体に露わとなっており、雰囲気抜群なオールド感漂う趣きに変化を遂げていました。
さらに、トゥには敢えて型崩れ防止材を入れない"ソフトトゥ"を選択されたことで、つま先に至るまで履きジワが現れていたのもとても印象的でした。
まだまだ成長途中のブラックダブルショットレザーとのことでしたが、ここまでの変化は今までもなかなか取り上げていないのでぜひ参考にしていただけたらと思います。
お忙しい中、撮影にご協力いただきありがとうございました!








0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。