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| 左:14年愛用 右:新品 |
写真は14年愛用のブーツと今回新たにカスタムオーダーされたブーツ。
「やっぱりこれ!」と言わんばかりにリピートされたブーツは、トップストラップの本数を減らした以外は全て同じ仕様という仕上がりになりました。
バイク屋さんを営まれているため、仕事上つま先のスチールは外せないこと、傷がつきやすいつま先とかかとはラフアウトを採用など。
オーナーの着用シーンに合わせた、このモデルにおける言わば"カスタムの鉄則"といったところでしょうか。
オーナーが同じで同じカスタムブーツが2足並ぶことは中々見る機会がないので、記念として並べて写真を撮らせていただきました。
カスタムが同じということもあり、"今"と"未来"的な様子が想像できますね。
愛用歴14年となるこちらのブーツは2011年にオーダーされ、
これまでに2度のリビルドを経験しています。1度目のリビルドは今から10年前に遡ります。
1度目のリビルドは、当時作業現場で物が足元に落ちてきてつま先の革がパックリと切れてしまいリビルドへ。
そして、数ヶ月前に行なった2度目のリビルドでは、長年ひいきに愛用されたことによる外部内部の傷みの蓄積とシャフト部分の耐久性的にも対応してもらえる内にしておこうとリビルドすることを決断されました。
リビルドとは、脚の動きに馴染んだシャフト部分以外を新しくするというウエスコ社ならではの画期的なリペアサービスです。リビルドでは、つま先とかかとの革を新しくするため、少々のサイズ変更が可能ということから親から子へ世代を超えてブーツを受け継ぐということもアメリカ本国ではそう珍しい話ではありません。
新たにオーダーされたブーツも14年間履き続けてきたブーツ同様、これからもオーナーの足元を守り続けてくれることでしょう。
そして、経年変化した様子をまた拝見できる日を楽しみにしています!
WESCO Osaka 戸髙