私物のウエスコブーツ。
リビルド後、初めてとなる修理を迎えました。
リペアで数多く見てきたブーツよりもヒールの減り具合はまだまだマシな方に見えますが、アップで見てみると右足に2カ所ほど釘の頭が顔を覗かせています。
これに気付かず履き続けていると、踵を踏み下ろして歩くごとに釘はどんどん中へ押し込まれ、足裏に危険を伴いますので、ご自宅に戻られた時や出掛ける前など日頃のチェックをおすすめします。リペアも早期発見が何より大切です。
酷使したヒールは取り外し、新たに組むラバーヒールと積み革を準備。
ウエスコでは今後の履き心地や耐久性を考慮し、ラバーだけではなく積み革までを新しく取り替えています。
削り作業を行なう前と終えたカット。
グラインダーで削る時はヒールの形状と履き込まれたブーツ本体とのバランスを見ながら触りながらじっくり形を整えていきます。
最後にエッジインクを塗り、バフ掛けで作業完了です。
今回の修理ではヒールだけを新しくしましたが、こうして見てみると見た目の印象もスッキリしますね。
WESCO Osaka 戸髙
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。