着用期間・・・約1年半 |
2年前に全体のデザインが見直され、復活を果たしたウエスコで唯一のスリップオンブーツ"ROMEO"。サイドゴアブーツの最大の弱点とも言われていたゴム部分ですが、ウエスコ独自の肉厚なゴムへ変更したことで従来のものより格段と伸びに強くなりました。
僕自身、シーン問わず作業場やバイク、プライベートとかなりハードに履いてきましたが足入れ時に適度に広がる以外は全くと言っていいほど不必要な伸びはありませんでした。
これは、あくまでも僕自身が実際に履いてみて感じた感想なので個人差はあるかもしれませんが、ローカットブーツなうえにサイドゴア。履き込んだ時のフィット感に疑問すら感じていましたが、ここまで緩くならずに履きやすいサイドゴアブーツなら春夏用にとは言わず、ずっと履きたくなります!
今日は、そんな"ROMEO"を気が付けばソールの残量ギリギリまで履いていたのでリペアの模様も含めてご紹介!タウンユースにも最適なトラクションソールの代表格、#1010 ARMORTRED CUSHION SOLEを装着していた"ROMEO"。
ソールに印された通り、クッション性が高く、足への負担や衝撃を緩和してくれる街履きにも最適なソールです。
しかし、ローテーション履きとはいえ着用頻度が多い僕にとってはソールの減りが早く、次回ソール交換へのサイクルも早いように感じます。
そこで、今回は#100 Vibram Soleよりゴツゴツしていない、はたまた#1275 Vibram Soleよりも硬さを抑えた、#232 Vibram Soleを装着することに。
ハードになり過ぎない、ソフトな履き心地とグリップ力を目的としたソール交換です。
早速ソールを剥がし、ミッドソールを新しく貼り付けた状態。
時期を同じくして修理が必要となった''Jobmaster''も加えて作業を進めます。
ここに至るまでには、ソールを剥がす前にインソールの状態やブーツ本体の状態を確認しながら慎重に作業を進めていきます。もし、インソールに割れや亀裂、穴などが確認された場合はリビルド修理が必要となる可能性が高くなります。(※ローカットブーツはリビルド修理に対応していません。)
良い状態をキープさせるためには、こまめに中敷きを抜いたり、ローテーションでブーツを履き替えるなどしてブーツ内部に溜まった湿気を上手く取り除いてあげることがカギになってきます。永く履けるブーツとはいえ、普段からのこういった少しの気遣いだけでブーツの寿命を大きく左右することも。
そして、ここからブーツ本体へミッドソールを固定する為に、釘打ちの工程へ移ります。ウエスコ本社で使用しているこちらの木型。底面には鉄板が取り付けられているため、打たれた釘の先端は潰れる仕組みになっています。
釘打ちが終わると、アウトソールとの密着性を高めるための"スリップ"と呼ばれる樹脂製のミッドソールを貼り、圧着機を使用してブーツの形状へとしっかり沿わせます。
ここまでくれば修理も中盤を迎えます。
次に迎える工程はいよいよ"Rapid E"を使用してステッチを縫っていきます。
続きはまたUPします!
WESCO Osaka 戸髙
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