King of Vintage Vol.4: Heller's Cafe Part 3 |
前作 『Heller’s Cafe Part 2』(2012年)から10年ぶりとなる新作がついに完成。
久しぶりに「Heller’s Cafe」(シアトル)のオーナーであるラリー·マッコインさんとタッグを組み、『Part 1 & 2』には掲載されていない1870年代~1960年代のレアな古着を大特集しました。テーマは「20世紀初頭の産業革命によって生まれたユニフォーム」。
今から100年以上前に誕生した黎明期のワークウェア、およびスポーツ&ミリタリー系ユニフォームにフォーカスを当てており、滅多にお目にかかれないレア·アイテムが満載です。
改めて感心することは、今日我々が着ているメンズ·ウェアの大半は既に100年前からそのデザイン·コンセプトが存在していたことです。この本に掲載されている200着以上の古着はまさに「現代衣服の原型」であり、洋服に限らず「オリジナル」を見ることによって得られるインスピレーションは無限大です。
ジャンルを問わず「死ぬほど洋服が大好き!」なファンにお薦めしたい一作です。
King of Vintage Vol.3: Heller's Cafe Part 2〈改訂版〉 |
『Heller’s Cafe Part. 1 』の続編。
2012年に発売当時57歳だったラリーさんはキャリア的にもピークを迎え、毎月のように膨大な量の古着をディールしていました。そこで本書『Part 2』では16ぺージ増した計176ページに拡張。近年レアな古着がますます枯渇している状況を考えると、「量・質共に二度と同じものが作れない、充実した内容に仕上がっている」(著者談)。
やはり発売後直ぐにソールドアウトとなっており、近年急増している若い世代の古着ファンにとって待望の再版といえるでしょう。
King of Vitage Vol.1: Heller's Cafe〈改訂版〉 |
「Heller’s Cafe」(シアトル)のオーナーであるラリー・マッコインさんは、世界トップ・クラスの古着ディーラーとして有名です。
2010年にスタートした古着イベント『Inspiration Los Angeles』のプロモーションとして始めた『King of Vintage』シリーズの第1弾作品として制作。2009年12月に日本で先行発売され、英語表記のみにも関わらず80%が日本国内でソールドアウト。内容は『Harley-Davidson Book of Fashion』の発売以降、世界中の古着マニアが注目している1800年代後半~1940年代のアイテムを218点収録。 13年振りとなる今回の改訂版ではレイアウトを大幅に変更し、英語・日本語の併記となっています。
〜著者について〜
田中凛太郎(たなか りんたろう)1970年山口県岩国生まれ、神奈川県横浜育ち。
20歳で「世界最年少の黒人音楽ライター」として文筆活動をはじめる。
その後、4年間の大手広告代理店勤務を経て1998年春よりカリフォルニア州へ移住。
“ディープなアメリカ"をテーマに一年中アメリカを旅する傍ら、雑誌「Free&Easy」などへ寄稿を続ける。
一人でフォトグラファー、ライター、編集人をこなす「三刀流」。 2003年より自費出版Cycleman Books「My Freedamn!」シリーズをスタート。2013年以降は同州ロングビーチにて編集スタジオ「Rin Studios」を運営する。
現在までに古着関連の文献を計25冊発表し、「古着リサーチの第一人者」として世界的に知られる。
さらに2010年以降はロサンゼルスにて、古着イベント“Inspiration”を主催。