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2024年6月30日日曜日

【ストックブーツ】これぞリアルワークブーツ"HIGHLINER"が入荷しました!


これぞリアルワークブーツと言える"HIGHLINER"が入荷しました!
"HIGHLINER"(ハイライナー)とは、「ラインマン」(架線作業員)のために考案された専門モデルです。着用されている方が少ないモデルなので、こんなモデルがあったとは知らなかったという方もおられるかと思いますが、ウエスコの100年以上の歴史の中でも2番目に古い歴史あるモデルなのです。

WESCO 100th Book 参照

1938年に発売された"LINEMAN SPECIAL"のカタログです。
当時アメリカでは急速に電気が普及し、電柱や電線の設置に追われていました。
需要のある業種ということもあり、ウエスコの創業者「ジョンヘンリーシューメイカー」は電気会社を訪ねどんなブーツが必要かリサーチを行ったのです。
その甲斐もあり戦後の50年代に入る頃にはオーダーが急増。しっかりと顧客のニーズを掴んだブーツとなっていたのです。
それから年月が経つと共にアップデートを施し現在の"HIGHLINER"が完成しました。


今回スタンダード仕様の#430ソールが付いたタイプと#100ソールが付いたタイプの2種入荷しました。
ソールだけでもかなり印象が変わりますね。現場や使い勝手などから個々に合わせて2タイプ用意されています。


ハイライナーの特徴としてブーツの内側に「サイドフラップ」(当て革)が取り付けられます。
これはロープなどに足をかけた際にブーツ本体が傷むことを防ぐ役割があり、さらに#430ソールの場合は内側にスチール製の「サイドプレート」が取り付けられます。#100ソールに比べると少し薄いソールのため更なる耐久性の向上を目的としたディティールでしょう。


ヒール内部にも「ブレストプレート」という同じくスチール製のプレートが装備されています。
こちらもロープやワイヤーに足をかけた際にヒールリフト(積み革)やゴムが傷まないように考慮されたディティールです。



また、カカト半分のみ「ハーフスリップ」(積み革)を追加、さらにヒールリフトも標準より高さのあるものを使用するなどこのモデル特有のディティールが盛り沢山。
安全性、耐久性、クッション性などを意識したワークブーツならではの標準装備です。
カスタムオーダーの場合は、用途に合わせてレザーカラーやソール、ハイト、ステッチやハードウェアの変更なども可能です。
最近ではヴィンテージバイクのレーサースタイルや趣味で林道走行などされている方からの需要が目立ちます。
ロングハイトのものはジョッパーズパンツなどとの相性も良く必然的な選択かもしれませんね。


アメリカではもちろんワークブーツとしての需要がメインで、毎年10月に行われる「インターナショナル・ラインマンズ・ロデオ&エクスポ」では数多くのエキスパート達がハイライナーを着用しているシーンが伺えます。
危険な環境下で実際に酷使されているということは、それほど信頼のあるブーツという結果でしょう。





今回ご紹介したハイライナー2種は現在WESCO JAPAN大阪本店にて展示販売しております。
これらをベースにカスタムオーダーも可能ですので、気になった方は是非店頭にてご覧ください。オンラインショップでも購入、オーダーが可能です。

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実は今回使用したWESCO100周年本の表紙もハイライナーなのです!


WESCO Osaka 太田
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