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2023年11月12日日曜日

【Dehen】N-1 Deck Jacket / Dehenが造るN-1デッキジャケットについて


1920年に創業し100年を超えた現在も伝統的な製法によってセーターやジャケットを生産しているDehenですが、2011年にDehen Japanを設立するにあたりこれまで培った技術を基に全く新しいモノを造る命題がありました。その中で生まれたのがワックスコットン、ムートンを使用したDehenオリジナルのN-1 Deck Jacketです。モーターサイクルセーターに代表されるようにモーターサイクルカルチャーに深い関わりを持つDehenであるからこそ造ることが出来たジャケットとも言えます。

出典: heddles.com

N-1デッキジャケットは多くの方がご存知のように1940年代〜50年代に掛けて米海軍の甲板作業員に官給されていた防寒用ジャケットで、当時のオリジナルは表地がコットン素材のピケやグロラン生地、襟やライニングにはアルパカ(アルパカ/ウール混紡の物もあり)の毛が編み込まれており、防風/防水性や保温性に優れていたものでした。その実用性とファッション性の高さから現代でも多くの愛好家、特にバイカーからの人気を博しています。しかしながら、通常の生活の中では十分に高スペックであるN-1デッキジャケットにも弱点があり、防水性が高いとはいえ限度があること、編み込まれた毛が抜けることによる保温性の低下が挙げられます。


Dehenではその弱点を補う為の工夫を素材選びから行い、アーバンライフでおそらく一番過酷な環境にさらされるであろうバイカーに向けて、保温性が失われず防水性を高めた上でDehenならではの新しいアウターとして2012年に初めて製品化されました。アウターシェルには防水性を高めるためにワックスがたっぷりと染み込んだ10.10ozのコットンキャンバス生地を、襟と身頃のライニングにはメリノ種の最高級ムートンを使用し、袖口には1950年代のニッティングマシンで編み上げられたウールのニットリブが付きます。



その誕生から10年以上経過する間に、各部のアップデートを繰り返してきたN-1 Deck Jacketですが、今シーズンはボディ、ライニング、ボタンに至るまで全てブラックで仕上げられており、ブラスカラーのジッパーや襟裏に走るブルーのZIG-ZAGステッチがよく映えるカラーリングです。



なお、現在WESCO JapanとWESCO Setagaya店頭ではBlack/Black Mouton以外に、Navy/Brown MoutonとFatigue/Brown Moutonバージョンもご覧いただけます。Fatigue/Brown Moutonのアウターシェルはワックスコットンではなくアーミーサテン生地を使用しており、よりミリタリー色の強い雰囲気があります。今回ご紹介した3色ともにCYCLEMAN ONLINE STOREにて詳細をご確認いただけますのでこちらも併せてチェックしてみてください。


樽野
WESCO Setagaya / Dehen Japan
〒158-0082 東京都世田谷区等々力2-5-3
TEL. 03-6809-8968
Twitter. @wesco_setagaya

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