〜親から子へ受け継がれるウエスコブーツ〜
Yさん / 剪定技師 / 29歳「僕にとって、かけがえのないウエスコブーツになりました。」
今年の1月にリビルドのご依頼を受けたブラウンレザーを纏った"Custom Boss"。
オーダーされた当時はシンプルで無骨なカスタムを好み、こちらの"Boss"以外にもウエスコブーツは数足所有されていました。
「実はこのブーツ、父親の形見でサイズを変えて受け継ぎたいんです。」と差し出されたブーツは、革の状態も良く、大切にしっかり履き込まれていたのがジンジン伝わってきました。
こちらのブーツは個人的にも、生前履いている姿を拝見したことがあります。
息子さんはこのまま引き継いで履く事も考えられたそうですが、どうしても自分の足に合わず『受け継ぐ』という意志のもと、リビルドする事を決意されました。
リビルドとは、つま先とかかと部分の革を新品へ交換、インソールやアウトソールに至っても新たに交換ができるウエスコ社ならではのサービスです。
つまり、"Boss"でいうと筒部分以外が新しくなると考えて頂けるとわかりやすいですね。
もちろん、リビルドを受けるには革の状態が最重要項目となります。
革が硬化していたり、割れなどが見受けられた場合はウエスコ社ではリビルドを行なえません。
これはウエスコブーツに限らずですが、革用品は日々のメンテナンスが必須です。
ケアの頻度は履く頻度やレザーの種類によって異なりますので、詳しく知りたいという方はお気軽にスタッフまでお声掛けください。
ようやく完成したブーツが日本へ到着しました。
箱を開けた時は、「衝撃を受けた」と話してくれたお客さん。
今回リビルドを行なうにあたってお客さんが一番に拘ったのは、父親が好んだレザーカラーを残すとともにブラウンレザーとの相性を考慮して自分の好きなレザーカラーを組み合わせとして使いたいということ。
レザーはブラックのラフアウトを全面に、インステップストラップを表革で切り返しました。ブラックとブラウンの大胆な切り返しも然る事乍ら、お客さんからはさらに「思い切ったカスタムをしたい」というご要望を受け、すべてのストラップを最長の3インチロンガーとし、ソールもファッション的観点からカジュアルなラプターモルトを選択されました。ロンガーストラップは履き込むにつれ、垂れ下がったフリンジのような経年変化が期待され、今また流行の兆しがある注目のカスタムの一つです!
新たに生まれ変わったウエスコブーツのセカンドストーリーが始まりました。
これが、正真正銘二世代に渡って受け継がれたリアルなウエスコブーツです。
06-6783-6888
info@wescojapan.com
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